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Wellgoのペダル特許を調査してみた

Wellgoは1980年創業の台湾の大手ペダルメーカーです。

ペダルを中心に開発・製造を行っており、自社ブランド製品だけでなく、多くの有名ブランド向けのOEM生産も手掛けています。

ペダル関連の特許もかなり出しています。

目次

ペダルスタンス調整

こちらの特許(DE102018105616)ではペダルのスタンスを調整できるようになっています。

シンプルな構造で、ペダルボディをペダル軸ユニットに対して左右方向へスライドさせ、任意の位置で固定することでスタンス調整を可能にしています。

足の位置を個人に合わせて最適化できる可能性がありますが、固定方法がボルト締結であるため、長期使用時の緩みや耐久性については気になるところです。

ステップアウト時のクリート解除補助

こちらの特許(DE102023136354)では、ステップアウト時のクリート解除を補助するような構造を取っています。

ビンディングの後ろレバー側に42番の部品を追加していますが、足を捻った時にこの部品もレバーと一緒に回転します。

これによってクリートを押し上げることになりますので、この機構がないものよりも解除がしやすくなっていると思われます。

もう一つの特許(TWM545741U)も同じような内容です。

こちらも真ん中に配置したリンク部材でクリートを押し上げる構造になっています。

またばね力アジャスト用のボルトの抜け止めにもしているようです。

アジャストボルトの抜け止め

こちらの特許(DE202011001686)ではアジャストボルトの抜け止めをしています。

ばね力の調整をするためのボルトがありますが、ねじ部先端に調整用ねじ部より細い径で反対方向にねじを切っています。

この先端部に位置決め用の部材を配置することで、アジャストボルトを緩めすぎた時のストッパーとしています。

ばねの代わりにエラストマー

こちらの特許(US20120192674)では、エラストマーをばねとして使用しています。

一般的なペダルでは金属のねじりコイルばねを使用していますが、エラストマー(3番の部品)の弾性を利用してクリート保持力を発生させています。

軽量化にはなりそうですが、安定したばね力を発揮できるかが課題になりそうです。

モジュールデザインペダルボディ

この特許(DE202008002998)ではペダルボディをモジュラー化しています。

ペダルボディをペダル軸ユニット部にボルトで着脱可能にしています。

これによって軸部共通化して違うデザインのペダルを用意することが可能です。

またユーザー側でもカラーや形状の好みに応じてペダルボディを交換したり、ペダルボディが破損した場合もペダルボディだけを交換可能です。

ただ、こういうデザインは結局重くなったりするし、組み立ても手間がかかる、ユーザーも結局交換しないなど、あまり良いことはないのではと思います。

拡張ペダルボディ

ペダルボディを拡張するような特許(TWM439009)もあります。

4番のスリーブを介して延長用のボディをメインのボディに3番のボルトでねじ止めすることで、ボディを拡張しています。

接合部の強度が不安なのと、最初から好みのサイズのペダルを買った方が良いのではと思ってしまいます。

ペダルがカギ

ペダル自体がカギになるような特許(TWM446135)もあります。

ペダルボディ部がペダル軸部から簡単に着脱できるタイプのペダルがありますが、さらにその外したペダルボディ部をカギとして使用しています。

こういう特許は面白いですね。実際に使うかは分かりませんが。

ペダルは必ず自転車についているものなので、それをカギにするというのは悪くない気がします。

まとめ

ペダルメーカーとしてのWellgoはOEMメーカーという印象が強いですが、特許を見ていくと単なる製造メーカーではなく、様々な方向からペダルの可能性を模索していることが分かります。

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