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Shimano SPDの“泥抜け設計”を分析する

シマノのSPDペダルは、世代ごとに耐泥性能の改善が積み重ねられてきました。

初期のPD-M747ではペダル中央部にビンディング部品が配置された構造のため、泥が詰まりやすい形状でしたので、ステップインに影響する場合がありました。

その後のPD-M959では、ボディ中央部を大きく開放した構造へと変更され、泥の逃げ道が確保されたことで耐泥性能が向上しました。

これにより異物が滞留しにくくなり耐泥性能が向上しました。

PD-M980ではこの構造をベースにしつつ、中央部の形状そのものに工夫が加えられています。具体的には、上下方向に対して前後方向が短い、いわゆる縦長の断面形状を採用することで、泥が引っかかりにくく、重力方向に自然に落ちやすい流路を形成しています。この構成については関連する特許(US8312791B2)が取得されており、単なる開口だけでなく、形状による排出性の最適化が図られている点が特徴です。

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この設計思想は、その後のフラッグシップモデルであるPD-M9000やPD-M9100にも継承されています。

この形状がどれくらい効果があるかはわかりませんが、真円断面よりは効果がありそうです。

前後方向と同じ長さの真円にした方が軽くなるのではと思う人もいるかもしれませんが、強度的に上下方向は厚みが必要だったのかもしれません。

個人的にはシマノのXTRペダルはPD-M980からビンディングの前後位置が従来のSPDに対して後方へオフセットしているので、このオフセットを止めてすべて同じ位置にしてほしいです。

複数バイクでモデル違いのSPDペダルを使用するときにクリート位置を気にする必要もないですし、オフセット無しの方が泥抜けは改善するのではと思います。


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