三ヶ島製作所のUS-Lはクリートを保持するレバーを分割することで、少ない力でクリートを外すことを可能にしています。
目次
概要
特許の詳細としては下記になります。
一般的なペダルではクリートを保持するレバーを一つですが、本構造では図のようにレバーを分割しています。
・ステップイン時
→ 複数のばねが同時に作用するため、保持力は従来と同等
・ステップアウト時
→ 片側のレバーのみが作動するため、必要な力は従来の約半分


ばね力の調整は、図中の「14番」のアジャスター部品で行います。
この部品は、回転中心に対して偏心した複数の平面を持つ形状となっており、回転させることでばねの掛かり具合を変化させます。
その結果、分割された複数のばねを同時かつ均等に調整することが可能です。
製品では3段階の調整機構が採用されています。
考察
本構造は、「ひねり動作時のみばね力が低下する」点が特徴です。
そのため、
- ペダリング中(特に引き足方向)では複数のばねが効いた状態となり
→ 不意の脱落は起こりにくい設計と考えられます
一方で、
- 足首の動きが大きいライダーや無意識に回旋動作が入るケースでは
意図しないリリースが発生する可能性はあります。
本構造は、保持力を維持したまま離脱力を低減できる点から、競技用途よりもエントリーユーザーやツーリング用途に適した設計と考えられます。
三ヶ島製作所 MKS US-L
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