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なぜMKS US-Lは軽い力で外せるのか

三ヶ島製作所のUS-Lはクリートを保持するレバーを分割することで、少ない力でクリートを外すことを可能にしています。

US-L | 自転車ペダルの三ヶ島製作所

目次

概要

特許の詳細としては下記になります。

JP2015223862A.pdf

一般的なペダルではクリートを保持するレバーを一つですが、本構造では図のようにレバーを分割しています。

・ステップイン時

→ 複数のばねが同時に作用するため、保持力は従来と同等

・ステップアウト時

→ 片側のレバーのみが作動するため、必要な力は従来の約半分

ばね力の調整は、図中の「14番」のアジャスター部品で行います。

この部品は、回転中心に対して偏心した複数の平面を持つ形状となっており、回転させることでばねの掛かり具合を変化させます。

その結果、分割された複数のばねを同時かつ均等に調整することが可能です。
製品では3段階の調整機構が採用されています。

考察

本構造は、「ひねり動作時のみばね力が低下する」点が特徴です。

そのため、

  • ペダリング中(特に引き足方向)では複数のばねが効いた状態となり
    → 不意の脱落は起こりにくい設計と考えられます

一方で、

  • 足首の動きが大きいライダーや無意識に回旋動作が入るケースでは

意図しないリリースが発生する可能性はあります。

本構造は、保持力を維持したまま離脱力を低減できる点から、競技用途よりもエントリーユーザーやツーリング用途に適した設計と考えられます。


三ヶ島製作所 MKS US-L
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