MTB用のフラットペダルは岩などにぶつけることが良くありますが、一般的なピンの場合、工具穴を破損したり、ピンが曲がった場合に交換しにくくなることがあります。
Tectonic Componentsは下記の特許でこの問題を解決しています。
一般的なペダルは踏み面に対して垂直方向からピンをペダルに対して留めていますが、Tectonicのペダルは図のようにピンに横穴があいていて横方向からボルトで固定するようになっています。


この方式であれば、工具穴を破損することはまず無いですし、ピンが曲がったとしても曲がった側には引き抜くことができるため、ピンの交換性の向上が期待できます。
この構造はPNWのLoam Pedal Gen2にも採用されています。
Loam Pedal Gen 2 – PNW Components
この構造の良いところはペダルボディが樹脂で直接ねじが切りにくいような場合でも、成立するところかなと思います。
また一度の操作で裏表のピンを取付できるため、組立工数の削減にもなります。
一方で気になる点もあります。ピンに加わる荷重は、最終的に側面から挿入された固定ボルトが受け持つため、このボルトにはせん断荷重が作用します。十分な強度を確保することは可能だと思われますが、従来のねじ込み式と比較すると、この部分が設計上の重要なポイントになりそうです。
シンプルなアイデアですが、交換性の向上と樹脂ボディへの適用を両立した面白い構造だと思います。
シマノ SAINT PD-G8040 フラットペダル
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