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調整機構付きペダル Look CX7

今回はLookのペダル CX7に関連する特許を紹介したいと思います。

特許の詳細に関しては下記を参照してください。

Pédale de cycle à positionnement réglable perfectionné – European Patent Office – EP 1170203 A1

2000年代前半に発売されたモデルでスタンス(横位置)やカント角度を調整できるペダルで、クリートはまだケオではなくデルタクリートの頃です。

目次

スタンスの調整

一般的なペダルではペダルボディに対してペダル軸ユニットが接続されていますが、このペダルの場合は図中の7番の部品を間に入れることで調整機構を実現しています。

スタンスを調整するときはまずは18番のボルトを3mmの六角レンチで緩めます。

7番と11番の部品にらせん状の溝があるため、7番の部品を22mmレンチで回すことで横方向位置を調整できます。

・時計回り:ペダルがクランクに近づく

・反時計周り:ペダルが外側へ離れる

ペダルセンターを50mmから60mmの間で調整できます。

調整後に再度18番のボルトを締めることでペダルボディをペダル軸に対して固定します。

角度の調整

角度に関しては11番の部品を交換することで行います。

標準状態では踏み面が軸に対して傾き0°ですが、オプションとして+1.5°、+3°、-1.5°、-3°と合計5種類の角度違いの部品が用意されていて、これらを入れ替えることでカント角を調整できます。

評価と考察

このペダルは調整機能を盛り込んだ先進的なペダルではあったと思いますが、市場での評価は高いとは言えませんでした。フィッティングにこだわるユーザーからは評価される一方で、構造の複雑さなどから一般的には扱いにくいと感じられることが多かったと思います。

ペダリングポジションの最適化は重要ですが、ペダル側で調整するというのは構造が複雑になりがちですし、重量増やコスト増にもつながります。

個人的には調整するならシューズ/クリート側で調整するほうが合理的だと考えています。

左右位置ならクリート位置で調整して、カント角やスタックハイトを変えるならスペーサーを挟むほうが良いと思いますし、シューズを手に取って調整できるのでペダル側よりも調整しやすいでしょう。

ペダル自体の横位置を変えることで、足に対するフローティング中心が変わらないというメリットもありますが、それ以上に調整の複雑さ等のデメリットが上回ると感じます。。

こうした理由から、このような調整機構が付いたペダルというのは主流にならなかったと思います。

*本記事は特許資料をもとにした筆者の解釈です。正確な内容については原文をご確認ください。

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